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しまね映画塾2009in大田

しまね映画塾2009in大田



◆塾生製作9作品

 

(1)ぶらんこ

幼稚園や保育園は幼達の社会との接点、

そのスタート台は必ずしも横一線ではない

 

監督・脚本:山尾茂治、撮影:余村佳晃

助監督:武吉寛子、録音:竹中彰

 

出演:糸賀久美、竹中彰、大谷梨緒、勝部春彦、今井亜紀、

坂中優、勝部義夫、波根保育園 園児・保護者の皆さん

指で背中に丸画きながら掛けるおまじない。「〇ちゃん〇〇出来るよ、ポン。」「〇ちゃん〇〇直します、ポン。」保育士達は、時としてこのような言葉で園児達に暗示を掛け、より良い保育に努めている。保育士達の見えない所での心遣いにより子供達は自覚が生まれ努力し、ある時ぐんとその成長を示すのであった。

 

(2)ファーム・ハート

伝えたい―農業の『心』

 

監督:石富俊、脚本:石富恵理、撮影:柳佳恵

助監督:緒方裕之、録音:岡田充哲

 

出演:坂根志寿華、岩佐笑里香、石富恵理、安達靖朗、青山修一、

山根澄子、丸法子、大田高校・出雲農林高校の皆さん

 

めぐみは進路に悩む普通の高校3年生。親友は運動神経バツグンの友香と頭脳明晰の里菜。担任はゲームオタクの近藤先生。農家の娘であるめぐみは、農業大学校への進学を考えるが、決心できずにいた。

 

(3)久手の空

22世紀の君たちへ、この映画を贈ります

 

監督・脚本:長崎武彦、撮影:三木学、助監督:野津育子

録音:板垣美穂、照明・編集:吉野智信

 

出演:石川大介、坂根八代栄、中島綾、森井蕗、幸田三重子、

島本理代、大谷良治、幸増千世、北川れい子

 

兄は帰郷し、故郷に別れを告げた。母は、無事で帰って来いと見送った。

妹は絶望の淵で。ただ泣くしかなかった。時代に翻弄された家族の物語。

 

(4)いくつになっても

ウチのじいちゃんには秘密がある

 

監督・脚本:布施和行、撮影:桑原弥

助監督:石川翔浩、録音:柳楽雄治

美術:布施早苗

 

出演:森山瑠潮、飯島五十志、柳楽愛子、安斉真司

 

夏休みが終わりに近づき、高校生・源良治は退屈していた。祖父は縁側で釣り道具の手入れ、母は居間で新聞を読んでいる。その日もいつもと同じ普通の日のはずだったが、ため池に釣りに行った祖父を探しに行くと、そこに祖父の姿はなかった・・・。

 

(5)安濃郡波根東村発「知られざる漁師達の戦争」

―前編―

徴用漁船知っていますか、

漁師達の戦争知っていますか

 

監督・脚本:川上譲治、撮影:渡部広善、助監督:渡部清孝

録音:新開美帆、コメンテーター:山尾一郎

 

 

 

―後編― 

島根県下の各漁村集落より、戦前戦中を通して多くの漁船と漁師達が徴用された。昭和19年1月、徴用底曳漁船「第五浜富丸(49t)」に乗り込み浜田漁港を出航。昭和20年6月沖縄玉砕直前、海の藻くずと消えた安濃郡波根東村の漁師達の行方を追う。

 

(6)潮風にことばをのせて

三十路女が必死の婚活

「負け犬」生活から抜け出せるか?

 

監督・脚本:浜野省蔵、撮影:田中晋

助監督:山崎英治、録音:野口知佐

 

出演:柿原直旗、田村優子、大石健夫、清水陽子、青木美景、

門脇喜久枝、小笹美緒、野口知佐、竹内孝之、林明弘、山崎英治

大田市波根の三十路女による婚活奮闘ムービー。家族を巻き込んでの、はちゃめちゃ可笑しくてちょっぴり切ない物語。日常生活の中の非日常からドラマは生まれる・・・。

 

(7)池の下の帝国

ひっそりと息づく草に誘われて、

今3人の運命が交差する—

 

監督・脚本:杉山智子、撮影・編集:嘉藤由秋

助監督:大谷しのぶ/大谷明日香

録音:石塚将武、美術:西田弘英、大道具:青山修一

 

出演:金築彩夏、糸賀修也、西田弘英、井上八千代、青山修一、

金築秀幸、若狭毅、大谷しのぶ、糸川健、原俊介

小さな村の診療所に派遣された女医・庄司玲子。村長・浅田の案内で訪れた診察室で、庄司は1冊の古いノートを見つける。それは。昭和45年当時の診療所の医師・服部による日記だった。そこに綴られる奇妙な草の話。草を巡るそれぞれの思惑とは・・・。

 

(8)追憶の海

あの海は、もはやあの頃の海ではない

 

監督・脚本:鎌田圭志、撮影:竹中誠

助監督:三宅裕輔、録音:曽田暢雄

 

出演:古和愛、矢島国臣、佐藤法子

 

 

山田周吉は妻のサキが死んで以来、心の拠り所を求め海に通っていた。

そんなある日、周吉は転んで足をねんざしてしまう。それでも釣りに行くと言い張る周吉に、嫁の優子は呆れ果て仕方なく孫の由美を付き添わせる。最初は衝突する2人だったが徐々に打ち解け、由美はそこで初めて周吉の胸の内を聞く。

 

(9)漁師的な彼女

草食系だってやればできるんです!!・・・多分

 

監督・脚本:坂根陽介、撮影:嘉本美里、助監督:小山大輔

録音:西村延啓、撮影補助:堀亨/上野健

 

出演:佐藤紀子、若林光司、仲西雄次、永島宏珠

 

 

草食系男子の誠が、幼なじみの漁師の愛海にプロポーズ。しかし愛海には、怖い父親の剛志が・・・。

ひとり娘の愛海との結婚を許してもらうために、剛志に挨拶に行く誠。

ところが誠は愛海の作戦で逆に追い詰められていく。結婚の行方は?

 

 

 

◆しまね映画塾2009によせて

 

大田市で開催!
 しまね映画祭から誕生した「しまね映画塾」。7回目の今年は9月20日から
22 日の3日間、大田市波根町を主な舞台にして行われました。初の石見部での映画塾でしたが、昨年同様に現場は残暑も吹き飛ばすほど熱気溢れるものでした。年 齢も職業も異なる人たちが数人でチームを組み、2泊3日の合宿で一本の短編映画を作るユニークな「しまね映画塾」。今回この旗の下に集まった塾生はキャス ト部門を含め80人。応募総数45本の脚本の中から9作品が映画化されました。このところ、関東、関西、九州圏からの参加者も増え、変化成長していく塾の 様は関係者の一人として感慨深いものがあります。
「映画をもっと知ろう」をキャッチフレーズに始まった「しまね映画塾」は映画の学校でも、映画製 作スタッフの養成の場でもありません。しかし完成した一本一本の作品には、それに携わった人々の映画への熱い思いが込められています。描かれた家族の絆、 愛、友情、そして故郷の歴史。「しまね映画塾」は私たちが日々忘れかけている大切なものを思い出させてくれる場かもしれません。
 披露される作品には舞台になった町の美しい海と空、家並みがもうひとつの主役として登場し、物語と共に2009年9月の光景が刻まれています。そのロケーションが時の記録として、長く残されたらと願う次第です。
  最後になりましたが、本編製作の多忙な中で指導頂いた塾長・錦織良成監督、開催にあたりご尽力頂いた大田市文化協会、大田市民会館、大田市教育委員会、中 国電力株式会社並びにボランティアスタッフ他の方々に厚くお礼を申し上げます。全撮影を終え、波根まちづくりセンターに集結した塾生の皆さんから沸き起 こった大きなお礼の拍手が耳に残っています。(しまね映画祭企画委員長  杉谷男)


 

参加メンバー
しまね映画塾をお手伝いさせていただいて早や7年になる。手探り で始めた映画塾撮影合宿も大田の皆さんの驚くほどのマンパワーに支えられ今年も無事に終えることが出来た。塾生の熱意もさることながら、サポートしてくだ さる地元の皆さんの暖かい協力は今年も健在であった。本当にありがたい!
それにしてもいろんな人たちに支えられている塾である。ここ何年か、この 塾は島根だからこそ出来てるんだろうと思うようになった。それは映画館がほとんど無い島根で「映画をみせたい」「みたい」という想いを持って十数年間も上映会を運営してきたしまね映画祭の活動の上に映画塾が誕生したからかもしれない。映画祭を支えてきた各地の運営スタッフと県民会館の事務局スタッフ、それ に地元のボランティアの皆さんとの繋がりによって見事にサポート体制が作られ、熱さを持って支えられている。立場の違うみんなの志(心)が一つになってい るからこそであり、各地で健全なコミュニティが存在しているからこそ出来ることなんだと思う。二ヵ月半に及ぶ日本一長い映画祭と五ヶ月にわたる映画塾の開 催…こんなことが出来るところは滅多にない。またこんなに熱く幸せな映画作りも滅多に無い。
18年もの間映画祭を支えて来られた多くの皆さんに改めて頭が下がる。(しまね映画塾塾長 錦織良成)