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しまね映画塾2007IN大社ガイダンスレポート

しまね映画塾2007IN大社ガイダンスレポート

いよいよ5回目を迎える映画塾2007スタート!となる「しまね映画塾ガイダンス」が6月24日(日)、出雲大社のお膝元、今年の開催地・出雲市大社町にある大社文化プレイスうらら館で開催されました。


毎年、映像分野で活躍する様々なゲストを招いて、塾長の錦織監督が映画塾の内容や、その魅力を熱く紹介してくれる、まさに「映画塾の入口」となるこのガイダンス。さらに今年は、かねてから要望の多かった「シナリオ講座」との豪華2本立て!
当日は、朝からの雨にもかかわらず東京・京都・福岡など県内外から100人を超える老若男女が集まり(最高齢73歳!)、ガイダンスがスタートしました。

午前中のシナリオ講座では


錦織監督みずから教鞭をとり

  • 映画のシナリオとは?
  • シナリオの基本的な書き方
  • 小説とシナリオの違い

などなど、シナリオを書いたことが無い人でも分かりやすい丁寧な解説で、「へぇーなるほど」と思っていると「じゃあ、早速書いてみましょうか」と監督。さすがは『身をもって体験しながら学んでいく』がモットーの映画塾。これくらいの抜き打ちはお手のものです。

講座を聞くだけのつもりだった人は、一瞬「えっ?」と思ったでしょうが、さすが映画塾参加者たち。すぐに皆さん黙々とシナリオを書き始め、お昼休みが終わる頃には約40編の習作シナリオが提出されました。

県内外から100名が参加
県内外から100名が参加
錦織監督のシナリオ講座

 

長谷川初範さんも特別参加!
長谷川初範さんも特別参加!
その参加者の書いたシナリオ数本を例にしながら、
 ・(映像化できない)小説のような観念的な表現は使わない
 ・登場人物の感情や時間経過、匂いなど目に見えないものをどうやって表現するか
 ・「職業」や「年齢」が出来あがった映像を観る人たちに伝わる表現かどうか

…といったシナリオを書くのに大切な着眼点やテクニックについての話をされた後、嬉しいサプライズが!トークからのゲストである俳優の長谷川初範さんが登場して「俳優の視点から見たシナリオ」をテーマにスペシャルトークをしていただきました。
演じていて楽しいシナリオ、そうでないシナリオ、TVドラマのシナリオの意外な制約といった興味深い話が続き、最後は監督と2人声をそろえて、
「シナリオの題材やテーマは、誰もが持っている。大切なのはテクニックではなく、その人にしか書けないオリジナリティや、なにを伝えたいかということ。難しく考えず、普段感じていることを生かして、のびのびと書いて欲しい」とのコメントでシナリオ講座は終了となりました。

 

シネマトーク


お昼過ぎからは毎年恒例のゲスト・トーク。今年のゲストは、前述のシナリオ講座にも特別出演していただいた「白い船」など錦織作品の常連である俳優の長谷川初範さん。

監督、映画祭の杉谷企画委員長、司会には昨年の作品発表に続きおがっちさんが登場し、4人でのトークがスタート。

シネマトーク
シネマトーク

何度も一緒にお仕事をされた2人だけに、息の合ったトークと錦織作品の撮影秘話など話はつきません。中でも『ミラクルバナナ』(06年)の撮影は、長谷川さんの俳優生活の中でもっとも過酷な現場のひとつなんだとか。

トークは映画の話だけにとどまらず、環境問題や人間の生命の重みについてなど、ピリリと辛い話が入るのも映画塾流。聞いていて全く飽きることがありません。

それにしても長谷川さんも錦織監督もとにかくエネルギッシュ!
「映画作りには熱い情熱が必要となる」というトークの内容をそのまま体現する姿は、まさに映画作りの現場を見ているようでした。

シネマトーク
昨年の映画塾作品の上映後は、「“直球”で作られた作品ばかりで、ストレートに気持ちが伝わってきた。役者さんたちも自然体で良かった」と長谷川さんから嬉しいコメントも。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、ガイダンスも終了の時間に。最後に長谷川さんから参加者へのメッセージが。
「自分の好きなことにひたれる時間というのは人生でもっとも幸せな時間。苦しいこともあるだろうけど、めいっぱい楽しんで下さい」
「みなさんの熱い情熱を待っています」と監督が締めくくり、2007年映画塾ガイダンスは幕を閉じたのでした。

 


初めての本格的なシナリオ講座といい、参加者たちの熱気といい、5回目を迎えてますますパワーアップすること間違いなしの「しまね映画塾」。ガイダンス終了とともにいよいよシナリオ・塾生募集がスタートします!!(詳しくはお知らせメニューから)