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しまね映画祭開催のご挨拶

しまね映画祭。映画の旅。


〜日本一長い映画祭によせて〜



1992年に始まったしまね映画祭。その映画祭も回を重ね今年で18回を迎えます。官民が一緒に島根県内の公共施設を利用して開催する映画祭は全国でも珍しく、また2ヵ月半に渡る開催期間も注目され続けてきました。映画祭の目的は映像による文化振興、映画館のない町で映画を上映すること。それはもう一度世界を知ることに繋がると映画祭実行委員会のスタッフは考え続けてきました。当初は、「冠」の感もあった映画祭のテーマ「環境」の文字はここ数年その意味合いを濃いものにしてきました。地球で、我々の周囲で何が起きているのか、世界中から届いた映像の数々はそれをストレートに伝えてくれます。地球環境破壊に警鐘を鳴らした「不都合な真実」「アース」もしまね映画祭のテーマ映画として上映しました。今年は数多い候補作品の中から「ナージャの村」「アレクセイと泉」で知られる本橋成一監督の「バオバブの記憶」をテーマ映画に選び、全県下で上映します。

サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」に登場するバオバブには樹齢千年を超すものもあるといわれます。「バオバブの記憶」は人と木の共生を考え、そのあるべき姿を追ったドキュメンタリーで、西アフリカのセネガルから遠く離れた小さな村でバオバブと共に暮らす人々を見つめ、地球や私たちの今を考えます。

映画祭から誕生した「しまね映画塾」は7回目。大田市波根町を舞台に開催します。この塾はしまね映画祭が、映画の製作体験を通して、もっと映画を知ってもらうことを目的に2003年から行っているワークショップです。年齢も職業もキャリアもバラバラの他人同士がチームを組み2泊3日の合宿で映画を作ります。幅広い年代が参加する映画塾の現場は自主映画製作とは異なり圧倒的な熱気に包まれ、毎年参加の塾生も少なくありません。これまでに作られた作品は約70本。毎年異なる開催地でコメディやSF、時代劇、土地伝説を題材にしたものなどバラエティー豊かな作品が作られてきました。塾長は出雲市出身の錦織良成監督。新作「RAILWAYS」〜レイルウェイズ〜」の撮影と並行して開講の準備が進められました。今年全国から映画塾に投稿された脚本は45本、キャスト志望も幼児からプロの俳優までさまざまです。また、映画塾には開催地の人々の協力が不可欠ですが、回を重ねる度に体制が強化され、その地域ならではの魅力を作品に刻み込んでいます。完成作品は映画祭のクロージング・イベントで上映、9本の個性豊かな短編映画の誕生が期待されます。

期間中に上映される作品は、邦・洋画合わせて41本、上映回数は全部で74回。多彩なゲストを迎えて県内9市町11会場で開催のしまね映画祭2009にご期待ください。そして今年も県内の映画の旅を満喫されんことを、同時にこの旅がしまね映画祭20周年に向かって続くことを願ってやみません。


しまね映画祭実行委員会