しまねアーティストバンク2011 4事業を実施しました!


島根県文化振興財団では、島根県の文化を担う人材育成事業として、国内外で活躍する文化芸術指導者を文化施設・学校等へ派遣する「しまねアーティストバンク」事業を実施しています。能動的で地域と結びつきを持ち、地域に活力をもたらす展開をねらった内容で下記の4事業を実施いたしました。


[事業概要]

  1. 地域において文化芸術を身近なものとするため、文化芸術の活動拠点となる文化施設等へ優れたアーティストを派遣する「文化施設プログラム」を通じて、文化施設等の活性化と地域の文化芸術を担う人材の育成を支援します。
  2. 学校教育とアートをつなぎ、島根の子どもたちの創造性をはぐくみ、豊かな情操を養う「学校プログラム」や地域とアートを結ぶ新たな取り組みを行う「コミュニティープログラム」を通じて、アートの可能性を探っていきます。

[実施1] 大田市における芸術・文化振興についての具現化検討会

  日時: 平成23年9月6日(火)

  会場: 大田市立大田市民会館

  文化芸術指導者:佐藤 克明(アートマネジメント)

  ・大田市の芸術文化の中心施設である大田市民会館が、耐震補強工事が必要な施設であることがわかったため平成23年4月から大ホールの利用を停止し耐震工事を行っている。この期間にこれからの大田市における芸術・文化振興について行政・市民による検討会が開催された。この会に(社)全国公立文化施設協会アドバイザーで各地の事例に詳しい佐藤克明氏をお招きし、様々なご提言をしていただいた。

 

[実施2] 奥出雲町立三沢小学校 ミュージカル

  日時: 平成23年9月15日(木)、10月24日(月)、10月25日(火)

  会場: 奥出雲町立三沢小学校 体育館

  文化芸術指導者:木村 かなえ(振付・ステージング)

  ・斐伊川上流の山あいにある古里や地球の自然の大切さを伝えようと、表現力を高める学習の一環として平成23年4月から環境保護の大切さを訴える島根のミュージカル「あいと地球と競売人」の三沢小バージョンの創作を開始。当財団が長年制作してきたミュージカルでもあったこともあり、学校現場で身近に触れてもらう機会にもつながることから、ホール公演で振付・ステージングをしていただいている木村かなえ氏をお招きし、三沢小学校の全校児童34名に指導していただいた。 

 

[実施3] 石正美術館10周年記念ミュージアムコンサート「美術館で楽しむ市民&広響コンサート」

  日時: 平成23年10月29日(土)

  会場: 浜田市立三隅中学校 音楽室

  文化芸術指導者:広島交響楽団メンバー〔齋藤賢一(コントラバス)・伊藤哲次(チェロ)・長谷川夕子(ヴァイオリン)・新谷愛子(ビオラ)ほか〕

  ・日本画壇を代表する画家、石本正氏は絵と音楽の美しい世界に魅了され、アトリエでもクラッシク音楽をかけながら絵画制作を続けておられる。その石本氏の思いを汲み、石正美術館では展覧会の節目節目で絵画と音楽を合わせた企画が多数行われてきている。今回は、石正美術館の開館10周年の節目であり、開館以来実施されてきたミュージアムパフォーマンス500回記念として、美術館に隣接する浜田市立三隅中学校吹奏楽部と地元弦楽愛好家との共演による歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲が演奏された。

広島交響楽団メンバーと三隅中学校吹奏楽部の共演は昨年に続き今年で2回目。2011年度は三隅中学校が全日本吹奏楽コンクール島根県大会で金賞を受賞するなど、素晴らしい活躍の年となった。

 

[実施4] 2011大社 能を知る集い

  日時: 平成23年11月27日(日)〜29日(火)

  会場: 手錢記念館、出雲市立遥堪小学校 音楽室、出雲市立大社小学校 音楽室、出雲市立大社幼稚園

  文化芸術指導者:安田 登(能楽師)・槻宅 聡(能楽師)・奥津健太郎(能楽師(狂言))

  ・能と狂言の違いや共通点を解説していただきながら、楽しみ方を実演を交えてお話していただいた。参加者にも体験していただく機会を設け、敷居が高いと敬遠されがちな能の世界に狂言を交えながら、奥行と広がりのあるワークショップにしていただいた。手錢記念館では能・狂言などが描かれた収蔵品を展示していただいたほか、小学校・幼稚園では狂言の身体表現を中心に小さな子も飽きずに集中して取り組んでくれ、日本の伝統芸能に触れる貴重な機会となった。