イベント情報
異界とつなぐ八雲の怪談~能と琵琶と語りと
能や文学、身体、最新技術の世界までも自在に往来する能楽師・安田登が、怪談のふるさと松江で琵琶の音とともに小泉八雲の怪談を語ります。
本日開催の「異界とつなぐ八雲の怪談 ~能と琵琶と語りと」の当日券は、18:00より中ホール前の受付で販売いたします。
- 開催場所
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島根県民会館(中ホール)
- 主催
- 文化庁 大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業「JAPAN LIVE YELL project」
主催/公益財団法人しまね文化振興財団(島根県民会館)、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
協力/公益財団法人としま未来文化財団、小泉八雲記念館、一般社団法人日本障害者舞台芸術協働機構(JDPA)、Reading ACT - お問い合わせ先
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島根県民会館チケットコーナー(10:00~18:00)
- 開催日時
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- 日程 2021年 12月3日 ~ 2021年 12月3日
- 開場 18:15
- 開演 19:00
- 料金
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- 一般 2,000 円
- 高校生以下・介助者 500 円
- チケット発売日
- 2021年 10月8日
松江の風土や文化、風習に日本文化の原点を感じ、その神秘性に惹かれたラフカディオ・ハーンこと小泉八雲。その松江で出会った妻・セツが語る各地の民話や伝説を「再話」した八雲の怪談は、恐ろしいだけでなく、怪しくも美しい文学作品として世界中の人から愛され、近年再評価されています。
この世だけでなく、あの世との橋渡しをする八雲が、目に見えないものや自然への畏れを忘れがちな現代へ問いかけるものとは。能と琵琶と語りによる八雲の世界をご堪能ください。
[出演]
安田登(能)
塩高和之(琵琶)
榊原有美(語り)
トークゲスト 小泉凡
[演目]
「耳なし芳一」
「破られた約束」
(原作 小泉八雲)
[スペシャルトーク]
小泉凡×安田登 能と八雲から学ぶ「見えないものを見る力」
〚出演者プロフィール〛
安田 登(やすだ のぼる)/下掛宝⽣流ワキ⽅能楽師
1956年千葉県生まれ。高校時代、麻雀をきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在は、能楽師のワキ方として国内外を問わず活躍し、 能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行うかたわら、「論語」などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京を中心に全国各地で開催。 日本と中国の古典の “身体性”を読み直す試みにも継続して取り組んでいる。
『能──650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『異界を旅する能』(ちくま文庫)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』(新潮文庫)など著書多数。
塩高和之(しおたか かずゆき)/琵琶奏者
琵琶樂人倶楽部主宰代表。静岡県出身。文化としての琵琶樂を標榜し、伝統的な古典雅楽曲から薩摩琵琶の新作まで幅広くとらえ、作曲・演奏の両面に於い国内外で活動をしている。2007年には、様々な琵琶樂を文化の視点で紹介すべく琵琶樂人倶楽部を設立。160回以上に渡るレクチャーコンサートを行っている。
これまでに長唄の人間国宝 寶山左衛門師、能楽師 津村禮次郎師、舞踊家 花柳面師をはじめ数多くのアーティストと共演を重ね、高野山、厳島神社、赤間神宮等、琵琶に縁の深い地において演奏会を開催。また薩摩琵琶だけでなく、樂琵琶においても、作曲・演奏に取り組み活動を展開している唯一の琵琶奏者である。
オフィシャルサイト http://biwa-shiotaka.com/
榊原有美(さかきばら ゆうみ)/語り
桐朋学園専攻科演劇専攻卒業。ク・ナウカシアターカンパニーを経て現在、静岡県舞台芸術センター(SPAC)を中心に活動している。主要メンバーとして国内海外さまざまな公演に出演。
2019年より安田登率いるノボルーザ公演にも積極的に参加中。
本年の出演作に『アンティゴネ』、『マハーバーラタ』、『三文オペラ』、『忠臣蔵』、『病は気から』、『銀河鉄道の夜』などがある。
〚トークゲスト〛
小泉凡(こいずみ ぼん)/民俗学者
1961年東京生まれ。1987年に松江へ赴任。妖怪、怪談を切り口に、文化資源を発掘し観光・文化創造に生かす実践研究や、小泉八雲の「オープン・マインド」を社会に活かすプロジェクトを世界のゆかりの地で展開している。
主著に『民俗学者・小泉八雲』(恒文社、1995年)、『怪談四代記―八雲のいたずら』(講談社、2014年)ほか。
小泉八雲記念館館長・焼津小泉八雲記念館名誉館長・島根県立大学短期大学部名誉教授。小泉八雲曾孫。日本ペンクラブ会員。
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