お知らせ

しまね県民オペラ2023 オペラ『ラ・ボエーム』制作について

島根県民会館(公益財団法人しまね文化振興財団)では、2023年2月に県民参加型の創造事業として上演を予定する、G.プッチーニ作曲 オペラ『ラ・ボエーム』の制作をスタートしました。
日本を代表する声楽家・音楽家を多数輩出し、次世代の音楽家の活躍も目覚ましい“歌どころ”島根。一方で、総合舞台芸術と呼ばれるオペラに親しむ機会はあまり多くありません。若者たちの友情と恋愛をロマンティックな音楽で彩るプッチーニの傑作を、地元出身の有望な歌い手たちと演奏することで、県民が広く深くオペラの愉しみに触れることのできる機会を創出します。
公演に出演いただく合唱メンバーを公募(2022年春予定)するほか、舞台美術セットなども地元企業と共に製作を進めます。2023年の公演まで随時情報を公開していきます。観てよし、参加してよしの、地域で作り上げるオペラ『ラ・ボエーム』にぜひご期待ください!

■公演概要
【演 目】オペラ『ラ・ボエーム』(G.プッチーニ作曲/全四幕・イタリア原語上演・日本語字幕付)
【日 時】 2023年2月25日(土)・26日(日)
【会 場】 島根県民会館 大ホール
【総合プロデュース・演出】 高島 勲
【指 揮】 水戸 博之
【オーケストラ】 山陰フィルハーモニー管弦楽団
【合唱団】 公募による市民合唱団、松江プラバ少年少女合唱隊
【キャスト】 金山 京介(ロドルフォ役)、田中 俊太郎(マルチェッロ役)、その他オーデイションにて決定

■キャストオーディション
本公演に出演いただくキャスト(一部カヴァーキャスト)のオーディションを、2021年10月30日(土)に実施いたします。
詳細はこちらからご確認ください。

■演目紹介
ボエームとはフランス語でいうボヘミアンのことで、19世紀のパリでは、自由気ままな生活を送る芸術家志望の若者たちのことを指した。詩人ロドルフォや画家マルチェッロたちボヘミアン仲間の、貧しくも夢への希望を抱いた暮らしぶりと、ロドルフォとお針子ミミの純愛を、この上なくロマンティックな旋律で彩った青春物語。1896年、イタリア・ミラノにて初演。『トスカ』『蝶々夫人』『トゥーランドット』などと並び、プッチーニの代表作として、今日でも絶大な人気を誇っている。昨年のNHK連続テレビ小説「エール」の劇中劇として使用され、広く注目を集めた。

■プロフィール
高島勲/Takashima Isao
1952年長野県生まれ。ウィーン大学演劇学科卒業(修士終了)。バイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ミュンヘン州立歌劇場、ケルン市立歌劇場などで照明スタッフ、舞台監督、演出助手などとして研鑚を積む。五島記念文化財団第二回オペラ新人賞、ローム音楽財団の助成を得てヨーロッパ各地で研修。94年、日生劇場『魔弾の射手』によりオペラ演出デビュー。NHK交響楽団などのオーケストラ主催オペラ公演、愛知県芸術劇場、彩の国さいたま芸術劇場、日生劇場、フランス、スペイン、チリなどで演出。2020年8月、ロックダウン中のオーストリア・ワインフィアテル音楽祭で野外円形劇場版『さまよえるオランダ人』を演出。
新国立劇場海外調査員、専門嘱託、彩の国さいたま芸術劇場参与を経て、日生劇場評議員、2001年以降同芸術参与。多くのオペラやバレエ作品の制作を手掛け、2017年11月末、日生劇場を退職。オペラやミュージカルなどの国際的コーディネート多数。東京藝術大学、フェリス女学院大学非常勤講師、東京音楽大学特別招聘講師。

水戸博之/Mito Hiroyuki
1988年北海道江別市出身。東京音楽大学及び同大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。これまでに札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団などに客演。広上淳一氏や川瀬賢太郎氏などのアシスタントを務めた他、NHK交響楽団より、2016年度のパーヴォ・ヤルヴィ氏のアシスタント指揮者に任命された。また、日生劇場や藤原歌劇団などのオペラ公演に音楽スタッフとして関わる他、合唱指揮者として東京混声合唱団及び新国立劇場合唱団とも共演を重ね、同団の定期演奏会や文化庁主催巡回公演を指揮する他、2018年日生劇場『ルサルカ』公演や、2019年東京フィルハーモニー交響楽団『第九』公演等多くの公演で合唱指揮を担当する。現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスを務めている。

金山京介/Kanayama Kyosuke
島根県出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。卒業時に矢田部賞受賞。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程(オペラ)修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。オペラではこれまでに『コシ・ファン・トゥッテ』フェランド、『秘密の結婚』パオリーノ、『椿姫』アルフレード、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『後宮からの逃走』ベルモンテ 、『セヴィリヤの理髪師』アルマヴィーヴァ伯爵、『フィレンツェの麦わら帽子』ファディナール、『こうもり』アルフレード、『メリー・ウィドウ』カミーユ等様々な役を演じる。また、二期会オペラ『魔笛』タミーノ役(宮本亜門演出)でデビューした後、日生劇場オペラ 、神奈川県民ホールオペラ、東京芸術劇場オペラ等、国内の主要なオペラに続けて出演しており、昨年11月には東京二期会オペラ『メリー・ウィドウ』カミーユ役(眞鍋卓嗣演出)にて出演し好評を博した。宗教曲ではヘンデルメサイア、モーツァルト・レクイエム、ベートーヴェン第九、ロッシーニ・スターバトマーテル、ハイドン天地創造、バッハロ短調ミサ等のソリストも務める。本年9月に東京二期会オペラ『魔笛』タミーノ役(宮本亜門演出)、11月に東京二期会オペラ『こうもり』アルフレード役(アンドレアス・ホモキ演出)にて出演予定。また2022年3月には新国立劇場オペラ『椿姫』ガストン役にて出演が決まっており、近年の活躍がめざましい。
男性声楽ユニット「La Dill」メンバー。二期会会員。

田中俊太郎/Tanaka Shuntaro
島根県出身。バリトン。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程独唱専攻、同大学院博士後期課程修了。声楽を森山秀俊、福島明也、ジャンニコラ・ピリウッチ、林康子の各氏に師事。英国オールドバラ音楽祭においてイギリス歌曲のマスタークラスを受講。奏楽堂モーニングコンサートにおいて橋本國彦『三つの和讃』、江文也『生蕃四歌曲集』を藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演し、日本の歌曲作品を中心に演奏研究を行う。宗教曲ではJ.S.バッハ『ヨハネ受難曲』『ロ短調ミサ』、G.F.ヘンデル『メサイア』、F.J.ハイドン『天地創造』、G.ヴェルディ『レクイエム』等でソロを担当。オペラではドニゼッティ『愛の妙薬』ベルコーレ、モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、L.バーンスタイン『キャンディード』パングロスなどを演じる。男声デュオSiriuSとして日本コロムビアよりCDをリリースするほか、NHK連続テレビ小説「エール」に出演するなど活動の幅を広げている。三菱地所賞受賞。麻布学園、東京純心大学非常勤講師。